Igor Proで同じ軸ラベルを何度も書かない
早速Igorの記事です.
Igor ProはWaveMetrics社が提供するデータ解析・グラフ作成ソフトです. わかりやすいGUIで綺麗なグラフが簡単に作成できます.
軸や注釈にはいろいろなフォントの文字を組み合わせて使うことができて便利なのですが,その分記述が少し煩雑になります. 例えば上の図の縦軸は,実際には以下のように記述します.
¥f02¥F'Symbol'r¥F'Arial'¥f00 (¥F'Symbol'W¥F'Arial' cm)
一度ならともかく,これをいくつものグラフに入力するのは手間です.*1
というわけで,グラフの軸ラベルを再利用するプロシージャを書きました.
上のサイトからrelabel.ipfをIgor Proceduresフォルダ*2にダウンロードして,Igorを再起動すれば使えます.*3
上記のように,一度どこかのグラフに入力した軸ラベルがメニューバーに表示されます.クリックすると最前面のグラフにそのラベルを挿入できます.
¥f02(斜体指定)のような,人間には意味のない記号は隠して表示されますが,Display Actual Label Strings
にチェックを入れると特殊記号を含めてそのままメニューに表示するようになります.
ちなみに,メニューバーに表示される軸ラベルの[24]といった数字はフォントサイズです.グラフの見栄えの関係上,内容が同じでフォントサイズのみ異なる軸をつくることがままあるので,表示させています.