Igor Proに標準添付されているWaveMetrics製プロシージャを使おう
はじめに
データ解析ソフトIgor Proには,実に280ものWaveMetrics社製プロシージャが標準添付されています*1.
これらは#include <プロシージャ名>
とプロシージャウィンドウに書くことで使えるようになるのですが,そもそもどんなプロシージャがあるのかよくわからないため,今ひとつ有効活用できていませんでした.なんともったいない!
そこで,メニューバーからワンクリックでこれらのWaveMetrics社製プロシージャを使えるようにしました.
使い方
まずは上記サイトからWMProcMenu.ipf
をダウンロードしてIgorに読み込んでください.
そうすると上記のようなメニューが表示され,プロシージャがアルファベット順に一覧表示されるとともに,クリックして読み込めるようになります. メニューの各部の役割は以下の通りです.
① WaveMetrics社製のプロシージャの数.
② プロシージャ名一覧.この名前をクリックするとメインプロシージャウィンドウに#include <プロシージャ名>
が挿入されてコンパイルされます.コンパイル後,読み込んだプロシージャウィンドウを最前面に表示します*2.
③ プロシージャを読み込んだ後に,そのプロシージャウィンドウを最前面に表示するのが鬱陶しい,という場合はこのチェックを外してください.
④ プロシージャ名一覧の取得は一度だけ行われます.Igorのファイルを別なパソコンで開き直した場合など,Igorのバージョンが変わった場合にはこれをクリックしてプロシージャ名の取得をやり直してください.
おわりに
プロシージャ名が一覧表示できるようになったことで,標準添付プロシージャが探しやすくなりました. スキャナで取り込んだグラフの画像からデータを抽出するIgorThiefなど,知らなかった便利機能がまだまだありそうです.